猟師のリアルな日常や、これからの狩猟について思うこと。
12 Jul 2022
昨今の狩猟事情
最近になってジビエブームが起きとても嬉しく思う。
この素晴らしい食材が皆さんに認知されていくことはとても嬉しいし、自分自身も今まで以上に詳しくなれた。
しかし、猟師不足でなかなか若い人が増えない。特に銃猟をしようと思う人が少ない。自分の所属している猟友会も50歳以下の人が7人ぐらいしかおらず、その内二人は幽霊会員である。後10年もすれば狩猟の形はガラッと変わるのかもしれいない。
ところで、狩猟にはその土地土地のルールや風習があるのだが、その事をしっかり若い人に伝えて山を守っていくために師弟制度のような形を用いている。
街の人が免許だけ取って好きに狩猟はできないのである。
山は誰かの土地であり、その土地で狩猟ができるのは地元の猟師の信頼のおかげであるのは言うまでもない。今、銃にしろ、罠にしろ、その猟場のルールや決まりを守る事ができない人がいるのはジビエブームの影響かもしれない。